キッチンにコンセント増設

この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。

本作業を行うには国家資格「第二種電気工事士」または「第一種電気工事士」が必要です。(中の人は第二種電気工事士免状を持っています)

祖父母の家のキッチンのある部屋(ダイニング)のコンセントの配置が悪い。生活動線上の、あると便利なところにコンセントがなく、別に無くてもいいところにコンセントがあったりするのだ(笑)。キッチン回りもちょっと使いづらい。コンセントが足りない。

キッチンは左から順に、[左の壁][勝手口][スペース①][ガスコンロ][スペース②][シンク][スペース③][冷蔵庫][右の壁]という構成なのだが、コンセントがスペース③と冷蔵庫の上にしか無い。

炊飯器と電子レンジ、電気ポット、トースター。

これらを置かねばならないわけだが、スペース③に電子レンジと炊飯器を並べて置くことはできない。2台並べるにはあまりにも小さなスペースで、かつ、洗った後の食器を積み重ねる場所になっているからだ。

仕方ないからか、炊飯器はスペース①に、電子レンジとトースターは勝手口の手前=左の壁に沿って棚を設けてそれぞれ置かれていた。電気ポットは専ら使われていない。

前述の通り、キッチン左側の壁にも、スペース①にも全くコンセントがない。じゃあこれらの電源はどうするのかというと……まさかのレンジフード内の一個口の換気扇用コンセントからタコ足配線である。延長コードで引っ張ってあった。

タコ足配線危ないと思いつつも、当時電気工事士資格を持っていなかったのでコンセント増設工事を町の電気屋さんに頼むか、現状のまま我慢するかの2択だった。あとは、「すべての機器は排他利用してね(電子レンジとトースターとか、絶対同時に使わないでね。どうしてもなら、別のコンセントまで機器を持って行って、そこで使ってね)」というアドバイスしかできなかった。


この間、電子レンジが壊れたそうでAmazonで頼んでほしいと連絡が来た。

新しい電子レンジの設置を機に、このタコ足配線を解消するべく、コンセント増設の電気工事を行ってきた。(今は資格持っているので自分で出来る。)その記録。

事前調査

分電盤は、キッチンのレンジフード横にある。

新回路を設置し、分電盤から引き下ろし、露出コンセントをくっつける計画。

早速分電盤を開ける。

分電盤

右が回路増設用空きスペース。3ヶ所空いてる。

分電盤右下

ご注意

レンジフード横にあるせいで、料理したときの油が結構付着。そろそろ分電盤替え時かな。

油ギッシュ配線用遮断器

配線用遮断器の取っ手と前面が特に酷いので、そこはアルコールで拭いた。

遮断器内部までは油は染みていない模様。

築26年なのでそろそろ分電盤替えることも検討してねと祖父に言うと、「電気保安協会が定期的に点検しに来るけど、内部を開けても何も言わなかった」と。油だらけでも合格だったようだ。

分電盤右下を下から見上げた

既に付いている配線用遮断器の仕様をチェック

分電盤右上

分電盤の蓋の裏側に、銘板ラベル。経年劣化で文字が読めない…

読めない…

200V回路向けの説明

キッチンの隣、勝手口の上に分電盤がある

配線用遮断器追加用or200V変更用導体棒

分電盤蓋の表蓋

電材と工具類の購入

電材買いにホームセンター

足りない工具類を通販で注文

工事中

施工と検査

完成

投稿者プロフィール

大須依存症名古屋人
大須依存症名古屋人大須の赤門通と新天地通に毎日のように行ってるナゴヤジン。

Follow me!

コメントを残す

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.